オレンジと太陽 (イギリス ORANGES AND SUNSHINE)

シネマイーラでリーフレットをもらって以来ずっと見たかった「オレンジと太陽」
観てきました。
折しも、ロンドンオリンピックが始まったばかり。
それとは関係ないが、イギリス、オーストラリアにもこんな歴史があるなんて・・・。

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スタッフ
監督 ジム・ローチ
脚本 ロナ・マンロ
原作 マーガレット・ハンフリーズ
撮影 デンソン・ベイカー
美術 メリンダ・ドーリング
音楽 リサ・ジェラルド
編集 ダニー・クーパー

作品データ
原題 ORANGES AND SUNSHINE
製作年 2010年
製作国 イギリス
配給 ムヴィオラ
上映時間 106分

キャスト
マーガレット・ハンフリーズ エミリー・ワトソン
レン デヴィッド・ウェンハム
ジャック ヒューゴ・ウィーヴィング
メルブ リチャード・ディレーン
ニッキー ロレイン・アッシュボーン

イギリス、ノッティンガム。
1986年。
ソーシャルワーカーのマーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)は、ある夜、見も知らぬ女性シャーロットから「自分が誰なのかを知りたい」と訴えられる。
シャーロットはノッティンガムの児童養護施設にいた4歳の時に、数百人の子どもたちと一緒に船に乗せられ、オーストラリアに送られたという。
最初はその話を信じられなかったマーガレットだが、さらに別の女性ニッキーからも興味深い話を聞く。
数年前届いた“多分、僕はあなたの弟です”と伝える手紙。
彼女の弟ジャック(ヒューゴ・ウィーヴィング)も、シャーロットと同じようにオーストラリアへ連れて行かれ、姉の居所をようやく探し出して手紙を送ってきたのだ。
それをきっかけにマーガレットは調査を開始。
すると、死んだと聞かされていたシャーロットの母がまだ生きている事実を発見。
しかも、シャーロットの母は、娘はイギリスの養父母にもらわれたと信じていて、オーストラリアに送られたことなどまったく知らなかった。
ジャックに会いにオーストラリアへ向かったマーガレットは、そこにジャックやシャーロットと同じ境遇の人たちが大勢いることを知る。
彼らはオーストラリアに到着すると、過酷な環境で働かされたり、虐待されたり、苦しい人生を歩んでいて、自分が誰なのか、母親がまだ生きているのかを知りたがった。
マーガレットは、イギリスとオーストラリアを往復し、彼らの家族を捜し出す活動を始める。
オーストラリア。
マーガレットのもとには、沢山の人が相談に訪れ、長蛇の列ができた。
最初の相談者に付き添って来た男性レン(デイヴィッド・ウェンハム)は、「あんたに何ができる」とマーガレットに突っかかるが、実は彼も児童移民で心の底では母親を見つけたがっていた。
やがて、マーガレットの活動はマスコミの注目を集めはじめ、イギリスが子供たちを植民地に送った<児童移民>が、政府の政策によって行われていた事も明らかになる。
そして彼女の調査は、しだいに政府レベルの大きな組織をも揺らし始めていった・・・。

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忌まわしい歴史である。
主人公のマーガレット・ハンフリーズと児童移民トラストはもちろん実在の人物、団体である。
映画の公式サイトにこんな記述がある。

児童移民トラストは、1987年にマーガレット・ハンフリーズによって設立され、イギリスからの児童の強制的輸送(児童移民)の問題に対処している。児童移民は戦後の時期には、下は3歳の児童までもがカナダ、ニュージーランド、ジンバブエ(旧ローデシア)とオーストラリアへと送られ、1970年まで続いた。児童移民トラストは、オーストラリアとイギリス両国に登録された慈善団体で、カウンセリングや離散家族の再会を含む社会福祉サービスを提供している。イギリスのノッティンガム、オーストラリアのパースとメルボルンに置かれたオフィスでは、元移民と彼らの家族に情報を提供し、アドバイスやリサーチのサービス行っている。現在、マーガレット・ハンフリーズは児童移民トラストのディレクターを、夫のマーヴィン・ハンフリーズはプロジェクト査定者を務めている。

こんな事が、大好きだったイギリスとオーストラリアで起こっていたなんて・・・ショックである。
しかも、移民先で行われた数々の虐待。
陰惨な歴史だ。


本件に関し、2009年11月16日、オーストリアのケビン・ラッド首相(当時)は公式に謝罪している。
BBC NEWS
また、2010年2月24日、イギリスのゴードン・ブラウン氏首相(当時)も公式に謝罪している。
BBC NEWS
Child Migrants Trust

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