CopyFromRecordsetとINTO句の特徴
項目 | CopyFromRecordset | INTO句 |
---|---|---|
フィールド名の転記 | 別処理が必要。 | 転記される。 |
データ型の反映 | 別処理が必要。 ただし、Typeプロパティの値に応じて希望の表示形式に調整できる。 |
反映される。 ただし、自動的に反映されるため、希望の表示形式になるとは限らない。 |
すでに開いているブックに対しての転記 | 可能 | 不可能。 転記先のブックは閉じている必要がある。 |
ブック自体の作成 | 別処理が必要。 | 転記対象のブックが存在しなければ自動的に作成される。 |
Access以外のデータベースへの応用 | 応用可能。 | INTO句はAccessとSQLServer独特のものなので応用は利かない。 |
INTO句とSELECT命令を組み合わせたSQL文を実行する方法はあくまでも「新規テーブルを作成する」ために用意された機能がベースとなっているので、あまり細やかな処理には向いていない反面、WQL文を理解している人にとっては手軽である。
CopyFromRecordsetメソッドを利用する方法は、フィールド名やデータ型の転記など、別処理で行わなければならない点も多いが、VBAの本領である細やかな処理を行う事が可能。