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なんでか思い出したくなったバッハのシャコンヌ
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004

若い頃、なんでか長調部分を覚えずに短調の箇所ばっか弾いてました

音源はもちろんジョン様です
↓このアルバム

John Williams - Virtuoso Variations for Guitar

YouTube で音源をアップしてくれている人もいますよ

2011年に佐藤弘和さんが mixi にこんな日記を書かれていました

シャコンヌ - 佐藤弘和さんのmixiより

バッハ「シャコンヌ」の形式はなんぞや?
2011年05月20日01:54

今日(また日付がとっくに変わっていますf^-^;)は突然ですが、
バッハのシャコンヌのお話。
この曲については論ずるところが多いと思いますので、今回は全体の構成について考えてみたいと思います。
まず、ネット上で情報を集めてみました。
(著者の方、無断借用ですみません!…m(- -)m )

A「始めの8小節がテーマとなって、30数回の変奏を繰り返していきます。
変奏はバロックの変奏形式で、一定のバス進行を繰り返すという変奏形式です。
曲は3つにわかれていて、第一部分はニ短調で書かれ、第二部分がニ長調、第三部分は再びニ短調の3部形式。
和音、アルペジオ、オクターブ、走句などの高度の技巧を巧に変奏してしていき、それにリズム、運動性、音響の変化などを 加えて、曲全体をまとめています。」

B「基本調は、ニ短調です。8小節の主題と29の変奏となっており、全体は、3部構成となっています。第一部は、1~15変奏でニ短調、第二部は、16~24変奏でニ長調、第三部は、25~29変奏でニ短調です。調声が変わるところで一区切りなのでわかりやすい構成ですね。」

C「この曲はシャコンヌの名称どおり変奏曲の形式を持つが、ニ長調の中間部を有する三部形式とも取れる。音楽的な構成としては、冒頭の4小節に現れる低音の下行テトラコードをシャコンヌ主題とし、種々の変形を受けながらこの主題が64回現われ、そのたびに上声を連続的に変奏しながら壮大な建築を作りあげる変奏曲となっている。シャコンヌの主題は三重音・四重音を多用する。
非常に難易度の高いことで知られ、ヴァイオリニストの技量や表現力が問われる曲である。」

まとめると…
Aテーマは8小節、30数回繰り返す。ニ短調-ニ長調-ニ短調の3部形式。
Bテーマは8小節、29の変奏。調性の変わり目で分かれる3部構成。
C変奏曲形式。ニ長調の中間を持つ3部形式とも。テーマは4小節、64回現れる。

いろいろ細かな点で違っていますねf^-^;
どれが本当なのでしょうか?
このような数は実際に数えないとダメです。誰かが数えたものをそのまま鵜呑みにして引用していたりするかもしれないので当てになりません。

僕が数えた所によると…
まず全体の小節数は、一番初めの2拍しかない不完全小節(シャコンヌは4分の3拍子)を入れないと「256小節」、入れると「257小節」。

テーマは4小節?か8小節か?という問題。
これは実際に分けていくと、どうしても8小節で分けられないところが出てくるので、「4小節」と考えなくてはいけません。
(AとBの人は実際に分けて数えていないと思います。)

4小節ずつ分けて数えていくと確かに変奏は「64」あります。(最初からテーマを1と数え始めます。)Cの数は合ってますね。

それで次に、ニ短調-ニ長調-ニ短調の比率を変奏の数で表してみます。
「33-19-12」…3部形式にしてはなんかバランス悪くないですか?
「ニ短調-ニ長調-ニ短調」と並べた段階で3部形式だろうと先入観で考えちゃったのでしょうね。ABCお三方。

僕はこれでは3部形式とはいえないと思いました。
ではシャコンヌの形式はなんぞや???

やはり各変奏をよく見ていかなければなりませんね。
でもそれを細かくやるときりがないのでf^-^;、今回は結論だけ。

まずシャコンヌのテーマと言った場合「4+4」=8小節を一つのテーマと見た方が自然です。(なのでテーマは8小節という意見も多いのですね)
つまり「2つ分の変奏」(「1,2の変奏」)がテーマなわけです。
そう考えると、このテーマは一番最後にも再現しますし(「63,64の変奏」)、もっとよく見ると中程、
ニ長調に転調する直前にも再現しています。(「32,33の変奏」)
これらのテーマを核に、変奏の数をまとめてみます。

そうすると…

1-2(テーマ)|3-31|32-33(テーマ再現1)|34-62|63-64(テーマ再現2)

変奏の数は…

2 – 29 – 2 – 29 -2 (全部で64)

どうですか?o(^-^)o
これは素晴らしいバランスではありませんか!

つまり最初・真ん中・最後に現れる変奏2つ分のテーマを柱とする
“シンメトリーの形式”なのです。
本当にこの数になってしまうのですから、バッハはすごい。
明らかに計画的に数を合わせたのだと思います。
更に詳しく見るといろいろな発見があるのですが…
今回はこの辺でf^-^;

興味ある人は自分で数えて細かな部分の謎解きをしてみて下さい!!

(^o^)/
イイネ! コメント

当時「小節数だけでも数えてみようかな」と思ったんですけど、放置してしまいました

今回はまず、小節数数えてみようと思います

演奏はジョン様の中でも上の音源が一番好きなので軽く耳コピしてみようと思います
低音がビミョーに足されたり弾かれたり、アルペジオで弾いてる箇所があったりとかするんですよ

時間かかりそうですが、ゆっくり弾いていきたいと思います!!


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