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ひとり言

命をつなぐバイオリン (ドイツ WUNDERKINDER)

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今日は午後からユナイテッド・シネマ豊橋18で命をつなぐバイオリンを見た。

劇場に向かう途中、愛知大学で入試でもあるのかとても道が混んでいた。
おまけに午後なのでユナイテッドの駐車場も混んでいて、前半を少し見逃した。
映画を見終わってから奥さんが「すごい良かったぁ・・・。最初から見たかったぁ。」といつになく感動した様子だった。
確かに、とても良い映画でした。

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作品情報

1941年、ナチスが台頭するウクライナを舞台に、バイオリンを演奏して生き残りを賭ける子供たちの姿を描くヒューマンドラマ。
監督は、TV作品を数多く手掛け、本作が長編映画2作目となるマルクス・O・ローゼンミュラー。
出演は「エーミールと探偵たち」のカイ・ヴィージンガー、「別れの朝(1983)」のグドルン・ランドグレーベ。

スタッフ
監督 マルクス・O・ローゼンミュラー
脚本 スティーブン・グランズ 、 ロルフ・シューベル 、 マルクス・O・ローゼンミュラー 、 クリス・カラトマス
音楽 マーティン・シュトック

作品データ
原題 WUNDERKINDER
製作年 2011年
製作国 ドイツ
配給 オフィスウォーカー
上映時間 100分

キャスト
アブラーシャ エリン・コレフ
ラリッサ イーモゲン・ブレル
ハンナ マティルダ・アダミック
マックス・ライヒ カイ・ヴィージンガー
ヘルガ・ライヒ キャサリン・フレミング
イリーナ・サロモノバ グドルン・ランドグレーベ
ジュバルトウ親衛隊大佐 コンスタンティン・ヴェッカー

1941年春、ソ連の支配下にあったウクライナのポルタヴァに、神童と呼ばれる二人のユダヤ人の子供がいた。
アブラ―シャ(エリン・コレフ)はバイオリン、ラリッサ(イーモゲン・ブレル)はピアノの演奏で人々を魅了し、称賛を浴びていた。
だがソ連の幹部たちは二人が完璧な演奏をすることができるのは、自分たちの党の体制が素晴らしいからだと宣伝の道具として彼らを見ていた。
ポルタヴァに住んでいたドイツ人少女ハンナ(マティルダ・アダミック)もバイオリンの才能に恵まれ、アブラ―シャやラリッサと一緒にレッスンを受けたいと願っていた。
そんなハンナに対し最初は警戒していた二人だったが、二人の音楽教師でユダヤ人のイリーナ(グドルン・ランドグレーベ)がハンナにレッスンを始めると打ち解け、次第に3人は固い友情で結ばれていく。
やがてドボルザークの“ユーモレスク”の練習を通じて、音楽への情熱が3人同じものだと感じ取るのだった。
そんな中、ヒトラーが独ソ不可侵条約を一方的に破棄、ドイツ軍がソ連に戦争を仕掛け、ポルタヴァ在住のドイツ人は一夜にして敵となってしまう。
やがてヒトラーの支配下となったこの地で、3人の子供たちは“友情の曲”を作曲、大人たちが起こした戦争は自分たちには関係ないと、更に絆を深めていく。
しかしナチスはユダヤ人絶滅計画を遂行、ソ連の幹部たちと同じく、二人の神童を宣伝のために利用しようと考えていた。
ナチスのシュヴァルトウ大佐(コンスタンティン・ヴェッカー)は、ヒムラーの誕生祝賀会で完璧な演奏を行えば、アブラ―シャとラリッサを特別待遇として強制収容所送りを免除してやると3人に伝える。
10月。
運命のコンサートの幕が上がり、命を賭けた3人の演奏が始まった・・・。

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戦禍の中でラリッサがアブラ―シャに尋ねる。

「どうして、私たちとハンナが敵にならないといけないの?」
「大人たちがバカだからさ。」
その通りだと思った。

映画の中で、黄色いバッジが出てきたシーンで涙腺がやばくなってきた。
何とかこらえる事は出来たが、本当に最初から見たかった。

映画の中で「チゴイネルワイゼン(サラサーテ)」、「ハンガリー舞曲(ブラームス)」、「バイオリンソナタ KV301 第2楽章(モーツァルト)」、「熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)」などがかかって、音楽もとても良かった。

リーフレットにもある通り、主役のバイオリニスト、アブラーシャを演じたエリン・コレフ(ドイツ)は本当にバイオリニストで、本編中の演奏も彼なのだそうだ。
それとテーマ曲のようになっている「友情の曲」は本映画の音楽担当であるドイツ人作曲家マーティン・シュトックの作品。
マーティン・シュトックは、映画音楽の巨匠エンリオ・モリコーネに師事したのだそうである。

奥さんは「今までの中で一番だなぁ、もう一度観たい。」とすごい評価。
今日は暴言がないので少々面白くない。
物語はもちろんだが、役者さんの衣装や装飾品など、すべてが良かったのだそうである。


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