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ひとり言

ディーディーがいなくなって

朝、ディーディーの亡骸を持って、豊橋市の斎場にでかけました。

ディーディーの体をビニールに包んでからダンボールに入れ、花を入れてあげました。
ディーディーの大好きな、いなよしのつぶあんパンとこしあんパンを入れてあげました。

奥さんが受付で話をする間、外でディーディーを見ていました。
すると、年配の女性が現れ「ワンちゃんですか?見せて下さい。」と言うのでディーディーを見せてあげました。

「きれいな子、何歳ですか?」

「16歳と9ヶ月でした。」

「そうですか、うちの子は17歳でした、安らかな顔をしていますね。」

そんな話をしました。
その途端、何故か涙があふれてきました。
今考えても分からないんですが、なぜでしょう?
涙のスイッチを押せる方だったんでしょうか?

その後、斎場塔で体重を測りました。
5Kg でした。
痩せちゃったね、ディーディー。

係りの方が「最後のお別れをして下さい。」と言いました。
奥さんと一緒に「ありがとね、ディーディー」とお別れしました。

それからいろいろと用事を済ませ、家に帰りました。

ミー君がお迎えに来ました。
いつもより「にゃーん」と言っている気がしました。

奥さんと一緒にディーディーの使っていた毛布などを片付けました。
ディーディーが使っていたものはなくなってしまいました。

「ディーディー、本当におらんくなっちゃったんだなぁ…。」と思いました。

夕方、ディーディーの写真をたくさん印刷しました。

たくさんありすぎて、選ぶのが大変でした。

この時もミー君はいつもより「にゃーん」と言っていました。
奥さんにはいつも甘えるのですが、パソコンをいじっている僕の肩を「ねぇねぇ…。」という感じで、トントンとたたきました。
こんな事初めてです。

今日のミー君はディーディーが寝ていたこの場所でにおいを嗅いだり「にゃーん」と言ったりしていました。

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「お父さん、お母さん、ディーディーおらんじゃん、どこ行ったの?」と言っている様でした。

僕も奥さんも「はぁ…。」とため息ばかりです。

食が進まなくなってから食べていたプリンと、なぜか昨日ディーディーがふた口も食べた千成の卵焼きがあったので晩御飯の時に食べました。
ディーディーはこの卵焼きが大好きでした。

DSC_0664.JPG

「ディーディー、こっち来んと食べちゃうよ。」

来る訳ないんですけどね。

「ディーディー、本当におらんくなっちゃっただね、寂しいね…。」

口をついて出る言葉はそんなことばかりです。

「ディーディー、虹の橋についたかねぇ?」

「迷子になってないかね?」

「いなよしのパンがあるで大丈夫だらぁ。」

ディーディーにもう一度会って、抱きしめたいです。


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