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ひとり言

佐藤弘和さんの譜面買った、誤植見つけた

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佐藤弘和さんの譜面を買いました。

ギター教室の伊藤さんが、「シンプルエチュード&シンプルソング」を練習していて、出版譜を持っていました。
この「シンプルエチュード&シンプルソング」は現代ギターの 2001 年度に掲載されたシリーズで、僕は当時の現代ギター掲載譜を見てレッスンしていたんですが「何か違う、伊藤さん読み違えてる?」と思い、「伊藤さん、ちょっと見せて下さい。」と出版譜を見せていただくと…違うんですよ、音が。

多分出版に当たって佐藤さんが手を加えたんでしょうね。

なので、「買わないと!!」と思い購入したわけです。

下の写真の右が「シンプルエチュード&シンプルソング」、左は併せて購入した「ギター二重奏作品集」です。

この「ギター二重奏作品集」には現代ギターの 1997年1月別冊 に掲載された「風の運んだ4つの歌」と 2002 年度に掲載された「二重奏の楽しみ」が収められています。

「シンプルエチュード&シンプルソング」と「二重奏の楽しみ」は掲載当時、生徒さんや友人と何度も弾いたので、とても思い入れのある作品ばかりなんです。
当時は今と比べて練習量も多かったので、比較的楽に弾けたんですが…。

特に「二重奏の楽しみ」は「こんないい作品がなぜ譜面化されないんだろう?」、「プロが弾いたCDがあってもいいのに…。」とずっと思っていました。

佐藤さんとメールをやり取りさせていただき、音楽の質問、日常の話、mixi でつながり、フェイスブックで仲良くしていただいたのも、この「二重奏の楽しみ」のおかげなんです。

佐藤さんと初めてメールをやり取りさせていただいたのは、2001年も押し迫った頃でした。
当時高校一年生だった千晶ちゃんと「2人の旅人」を練習していたころの事でした。

現代ギターに掲載された楽譜の最後が下の様になっていて 2001年12月28日 に佐藤さんにメールで質問させていただきました。

「二人の旅人」についての質問です。
最終小節のセカンドパートの最低音なのですが、譜面上では「ソ」になっているのですが、運指に「0」が着いています。
従って「これは、誤植で本当はラなのかなぁ。」と悩んでいます。
最低音が「ソ」でもきれいな響きなので、「う~ん?]と唸っています。

これに対し、佐藤さんから 2002年1月5日 に次のようなお返事をいただきました。

これは実は次の号で訂正したのですが、「ラ」が正しいです。
運指の方があっていますね。
最後のベースはだいたい主音で終わります。
そんなに突拍子もない和音は使わないので、ノーマルに考えていただいてけっこうで
すよ。

「2人の旅人」は現代ギター 2001年6月号に掲載されたのですが、翌7月号に確かに訂正がありました。
「佐藤さん、よく読まずにごめんなさい。」と言う気持ちでした。

で、本日届いた譜面が次の画像なんですが…「あれっ…『ソ』じゃん…。」

普段なら「おいおい、現代ギター何やってんだよ!!」と思うところですが、なんだかうれしくなりました。

もちろん普通に訂正ミスなのでしょうが、あの頃の気持ちがよみがえってきました。

「佐藤さんの作品弾かないと!!」

現代ギターさん、ありがとうございます。


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