謎が解けた　フランシス＝ポール・ドゥミヤック と エニス・ジェミル

以前の記事で「中世風小組曲」について書いていて、作曲家に関して「フランシス＝ポール・ドゥミヤック」と「エニス・ジェミル」という人物についてよく分からずじまいで終わっていました

「林さんと『中世風小組曲』演奏したいなぁ…」と思っていたら、このことに気がついたので書いておきます

実はもうだいぶ前にこの謎は解けていたんですが、このブログで触れていなかったみたいなので今更ですが自分の記憶のために書いておこうと思います

謎は Wise Music Classical と言うサイトの以下のページで説明されています

Enyss Djemil (Francis-Paul Demillac)

Enyss Djemil was born in Paris on May 20th 1917. Since March 24th 1973 he has been known as Francis-Paul Demillac. He studied at the Paris Conservatory among other institutions and studied violin with Firmin Touche, conducting with Ion Constantinesco and Bigot and harmony and composition with Aubert and Ropartz. Before the beginning of the Second World War, Demillac played the violin for the Orchestre Symphonique de Paris, the Société des Concerts du Conservatoire and was second violin for the Quatuor Maurice Hewitt. After the War, he primarily focussed upon teaching, working for the Baghdad Fine Arts Academy (1947-8), and the Paris International Conservatory (1948-51). Furthermore, he was appointed as director of a number of conservatories: St Brieuc (1951-60), Le Mans (1960-68), Clermont-Ferrand (1968-76) and St. Etienne (1976-81).

よく分からない部分もあるので DeepL で翻訳してもらいました

エニス・ジェミルは1917年5月20日、パリに生まれた。1973年3月24日よりフランシス＝ポール・デミラックと名乗るようになった。パリ音楽院などで学び、ヴァイオリンをフィルマン・トゥシェに、指揮をイオン・コンスタンティネスコとビゴに、和声と作曲をオーベールとロパルツに師事した。第二次世界大戦以前は、パリ交響楽団、コンセルヴァトワール・コンサート協会、モーリス・ヒューイット四重奏団の第二ヴァイオリンとして活躍した。戦後は、バグダッド芸術アカデミー（1947-8年）、パリ国際音楽院（1948-51年）で教鞭を執る。さらに、いくつかの音楽院の院長に任命された。さらに、サン・ブリューク（1951-60）、ル・マン（1960-68）、クレルモンフェラン（1968-76）、サン・テティエンヌ（1976-81）の各音楽院の院長に就任した。

つまり「エニス・ジェミル」と「フランシス＝ポール・ドゥミヤック」は同一人物だったんですね

以前の記事でも書きましたが、この曲を僕が聴いたのは中学三年生か高校のはじめ頃だったと思います

当時の僕の記憶は間違ってなかったみたいですね

「それでは、エニスジェミル作曲、中世風小組曲をお聴き下さい。」

と言う NHK-FM アナウンサーの声が謎が解けた今はスッキリと耳に響いています

注）
Francis-Paul Demillac はナクソス・ミュージック・ライブラリーで「フランシス＝ポール・ドゥミヤック」と記載されています

その他
この事を調べている時に「レファレンス協同データベース」と言う「国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベース」でも同様の質問をされている方がおられました

Francis-Paul Demillac(Enyss Djemil)について書かれた資料を探したい… | レファレンス協同データベース

同様の疑問を持たれている方もいたんですね