4月23日(土) PM 7:00から、愛知県豊橋市の絵本専門店 TapTap でアリさんのライブがあった。
出演は松田幸一さんと宇戸俊秀さん。
途中、利成さんが飛び入り参加。
午後2時半頃タプタプに着いたが、対してやることもなく、お客さんもいたので ChieTap さんのギターを借りて弾いていた。
「主が違うギターは指がなれんなぁ・・・」とか思いながら数曲弾く。
「Carolan’s Concerto」を弾き終わると・・・「ブラボー、ヒューヒュー。」と拍手をしてくれる小さい男性がいる。
アリさんだった。伴奏の宇戸さんも一緒。
どうやら曲が終わるまで少し待っていてくれた様子。
「あっ、アリさぁん、恥ずかしいじゃないっすかぁ。」と照れる。
コーヒーを飲みながら休憩タイム。
東日本大震災のことなど、いろいろ話してくれた。
「東京では、うちの師匠の井上利成がお世話になりました。今日見に来てくれます。」というと、
「ホント、じゃ井上君も一緒にやろうよ。」と予定通りのお返事をくれた。
実は僕は前々から、アリさんと利成さんのセッションを見たかった。
かつ、高田渡さんの曲を歌うのを見たかった。
高田渡さんの曲を歌う人はプロアマ問わず多いのだが、やはり渡さんの周りにいた人たちが歌うのと、そうでないものは違う感じがするのである。
午後3時半頃からアリさんたちがリハに入る。
午後5時、利成さんが着く。
「何しよかねぇ。」と言っているので、すかさず「銭がなけりゃ」というと、歌い出してくれた。
が、歌詞が相当あやふや。
「んじゃぁ、生活の柄」
「あるぅきぃつかれーてはー、ふむふむふむふむ」こちらも歌詞が・・・。
「覚えてへん」とアリさん。
結局、利成さんがいつもやっている「エンターティナー ~ お嫁においで ~ 自転車に乗って」のパターン。
「自転車に乗って」、相当有名な曲であるにかかわらず、知らないのである。
渡さんが、毎年豊橋に来てくれるようになってから、10回近くは見ているはずなのだが、一度も歌ってくれたことがない、それどころか、ある時なんかは、よった客が「自転車に乗ってを歌ってくれぃ。」としつこくわめいていて、渡さんとけんかになったこともあった気がする。。
何にせよ、とても嬉しいのである。
いつもながら、きれいな音色、激しいリズム、軽妙なトーク。
アリさんのライブを見るとハーモニカを吹きたくなる、不思議だぁ。
とても楽しいライブだった。
途中、利成さんが飛び入り参加。
アリさんと利成さんが一緒に高田渡さんの唄を歌う。
これを見るのが僕の夢だった。(ちょっと大げさか?)
それが実現してとても嬉しかった!!
打ち上げの時も始終話が止まらないアリさん。
アリさんの方が相当年上なのに失礼だとは思うのだが、笑顔が人なつっこいのである。
「この人とはフツーにしゃべっていいんだ。」と言う空気が出ている感じ。
ついつい、ため口になってしまう時がある。
音楽のこと、豪華客船ツアーのこと、震災・原発のこと。
いろいろ聞かせてくれました。
「『Si Bheag,Si Mhore』を僕の好きなギタリスト、ジョンが『The Little And Great Mountain』と言うタイトルで弾いてるんですよ。」と言うことを訪ねてみると「その通りなんよ、小さな山と大きな山、シビーグ,シモアーはケルト語だから。スペルだって、いろいろちゃうもんがあるんやで・・・。」と教えたくれた。
「『La Partita』がギター曲によく掲載されている『Pica,Pica』と言う曲と同じなんですよ。」と言う話もした。
「『Pica,Pica』は知らんかったけど、パラグアイの人に教えてもろた。」とのことだった。
アリさんと利成さんが話すと、なんかついて行けない話が多い。
たまに、聞いたことのある名前が出てきたりするが、やはり音楽通、生き証人という感じ。
とにかく、とても楽しい一日だった。
やっぱ、ライブはいいなぁ・・・!!
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