制作年度 1957年
日本公開 1958年3月12日
上映時間 1時間57分
上映方式 モノクロ
制作国 アメリカ
監督 ビリー・ワイルダー
制 作 アーサーホーンブロウ Jr.
原 作 アガサ・クリスティ
脚 本 ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ
脚 色 ラリー・マーカス
撮 影 ラッセル・ハーラン
美 術 アレクサンドル・トローネ
音 楽 マティ・マルネック
出 演
タイロン・パワー (レナード・ヴォール)
マレーネ・ディートリッヒ (クリスチーネ)
チャールズ・ロートン (ウィルフリッド)
エルザ・ランチェスター (ミス・プリムソル 付き添い看護婦)
ジョン・ウィリアムス (法廷弁護士 ウィルフリッドのパートナー)
トリン・サッチャー (マイヤーズ 検事)
ヘンリー・ダニエル (事務弁護士)
イアン・ウォルフ (ウィルフリッド事務所の執事)
ユーナ・オコナー (未亡人宅の家政婦)
1952年のイギリス、ロンドン。
法曹界の重鎮としてその名を知られる老弁護士ウィルフリッド卿は、生死を彷徨う重病の床から、口うるさい付き添い看護婦ミス・プリムソル随行で退院を果たした。
ウィルフリッドは事務所に落ち着く間もなく、事務弁護士メイヒューに連れられた未亡人殺しの容疑者レナード・ヴォールの弁護依頼を受ける。
アリバイの証明者は夫人しかおらず、状況は極めて不利。
まもなく彼らの元を警察が訪れ、レナードは殺人容疑で逮捕されてしまう。善後策を協議するウィルフリッドらの前に、レナード夫人のクリスチーネが現れる。
しかし彼女の態度は夫を信じていないかの如き不審なもので、しかも母国ドイツに正式な夫がおり、レナードとは正式な夫婦ではないと言う。
クリスチーネが弁護側の証人として頼りにならないと判断したウィルフリッドは、体調を心配する周囲を振り切って弁護を引き受け、夫人の証言なしで公判に挑む決意をする。裁判が開廷される。
検事と弁護人との攻防は一進一退、検察側が繰り出す堅固に思える証言も、老獪なウィルフリッドに突き崩され決定打とはならない。
そして評決を翌日に控えた日、クリスチーネが検察側の証人として出廷してくる。
彼女は夫のアリバイを否定、偽証を依頼されたとする証言をし、レナードの有罪は確定的となる。
クリスチーネの証言が嘘である事を確信するウィルフリッドだが、さすがの名弁護士も夫人の真意を計りかね、反駁の方法を見出せない。事務所に戻って苦慮するウィルフリッドに謎の中年女性から1本の電話がかかってくる。
彼女はクリスチーネの秘密を知っているという。
ウィルフリッドとメイヒューは待ち合わせ場所に指定された駅の酒場でその女性と面会し、クリスチーネが恋人に宛てた手紙を入手する。
その手紙には彼女は夫レナードに殺人の罪を着せ、恋人と結婚しようとする旨のことが書かれていた。
この手紙が決め手となり公判は大逆転、レナードは無罪となり、クリスチーネは偽証の罪に問われる事となる。
しかし、弁護士として見事勝利を手にしたウィルフリッドは、あまりにでき過ぎた展開に合点がいかない。
そのウィルフリッドに、クリスチーネはある告白を始めた。
アガサ・クリスティの「検察側の証人」を映画化したものだということである。
ミステリー映画であるが、久しぶりに分かり易い映画であった。
終盤にどんでん返しがあり、とてもスリリング!!
エンドロールに「この映画の結末は、誰にも話さないで下さい。」と言うテロップが出手いたので結末はナイショです。
僕はアガサ・クリスティも含め翻訳された小説などは、あまり読んだことがない。
何となく、ピンと来ないのである。
翻訳のせいかどうか分からないが・・・。
映画で見ると、とても面白く感じるが、これが活字だと「う~ん。」と言う結末ではないか、とも思う。
ちょっと短絡的なところがあるような気がするのである。
すべてがうまく結びつかないのである。
もちろん、小説を読めば結びつくのかも知れないが・・・。
でも、映画は良かったよ、とてもスリリングでした。
ヒロイン役のマレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich、1901年12月27日 – 1992年5月6日)は、ドイツ出身の女優・歌手である。
この映画撮影当時、56才だと言うからオドロキもオドロキ、もうビックリである。
たしかに「100万ドルの脚線美」と言われるだけのことはあるね。
今日の紙兎ロペは新バージョン。
おねえキャラのシマウマが出てきた。
おねえキャラのシマウマが殆ど喋っていて、アキラ先輩もロペもセリフ殆どなし。
なのに、いい感じぃ。
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