制作年度 1950年
日本公開 1951年10月28日
上映時間 1時間50分
上映方式 モノクロ
製作国 アメリカ
監督 ビリー・ワイルダー
製 作 チャールズ・ブラケット
脚 本 チャールズ・ブラケット、D.M.マーシュマン Jr.、ビリー・ワイルダー
撮 影 ジョン・サイツ
編 集 アーサー・シュミット
音 楽 フランツ・ワックスマン
出 演
ウィリアム・ホールデン(ジョー・ギリス)
グロリア・スワンソン(ノーマ・デズモンド)
エリッヒ・フォン・シュトロハイム(マックス)
ナンシー・オルソン(ベティ・シェーファー)
フレッド・クラーク(シェルドレイク)
ジャック・ウェッブ(アーティー・グリーン)
セシル・B・デミル(セシル・B・デミル 本人)
バスター・キートン(バスター・キートン 本人)
H・B・ワーナー(H・B・ワーナー 本人)
ハリウッドのサンセット大通りに面するある邸宅のプールに、若い脚本家ジョー・ギリスの死体が浮かんだ。
死んだ彼はそのいきさつを語る・・・。
失職ライターのジョーは、映画会社への脚本売り込みも意の如く進まず、貧窮のどん底にあった。
ある日月賦の払込み不足から自動車会社の男に追いかけられたジョーは、サンセット大通りにある荒れ果てた邸宅に逃げ込む。そこにはサイレント映画の大女優ノーマ・デスモンドが、かつての監督であり、最初の夫だったマックス・フォン・マイアリンクを執事として、過去の夢に生きていた。
ジョーが脚本家だと知ると、ノーマは主演を念願している「サロメ」のシナリオを書くように、とジョーを邸に泊めさせることにした。
この映画は「ハリウッドの光と影を描いた衝撃作」なのだそうだ。
映画を見ている時は、単なるサスペンスとしか見られなかったのだが、帰って来て、「午前十時の映画祭 プログラム」を読んだり、ネットでいろいろ調べている内に、この映画の背景を知り、ますます深みがわいた。
エリッヒ・フォン・シュは1920年代を代表する映画監督で、グロリア・スワンソン主演の映画も監督していて、それが本作の中で使用されているのである。
いつもそう思うのだが、先にいろいろ知っておくと深みがわく気がする。
こんな話もあった。
サンセット大通り -SummaArs 藝術大全
業界の内幕を描いた作品だけあって、試写会で本作を鑑賞したMGMの社長ルイス・B・メイヤーは、「この野郎!おまえは自分を育ててくれ、現在のおまえを作ってくれた産業を中傷したんだぞ!おまえなんかリンチしてハリウッドから追放してやるからな!」と公衆の面前で罵倒したのに対してワイルダーはただ一言「ファック・ユー」と答えた。一方、この作品を観たバーバラ・スタンウィックは、上映後にグロリア・スワンソンの前に跪いて敬意を込めてその裾にキスをしたという。
女優さんで言えば、ベティ・シェーファー役のナンシー・オルソンが素敵だった。
こんな出演作品があるようだ、いずれ見てみたい。
- 1950 サンセット大通り
- 1950 武装市街
- 1951 戦場の誓い
- 1951 太平洋の虎鮫
- 1952 ハワイの陰謀
- 1953 So Big
- 1955 愛欲と戦場
- 1960 ポリアンナ
- 1961 うっかり博士の大発明 フラヴァ
- 1963 フラヴァ・デラックス
- 1969 Smith!
- 1972 雪だるま超特急
- 1974 エアポート’75
- 1982 メーキング・ラブ
紙兎ロペは先週と同様の作品。
タイトルは「ゆうこママ」だった。
しまうまさんは「ゆうこママ」だったのである。
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