監督 セミフ・カプランオール
脚本 セミフ・カプランオール、オルチュン・コクサル
制作 セミフ・カプランオール、カプランフイルムプロダクション
上映時間 1時間43分
制作国 トルコ
配給会社 アルシネテラン
出演
ユスフ ボラ・アルタシュ
ヤクプ エルダル・ベシクチオール
ゼーラ トゥリン・オゼン
今日の映画は「蜂蜜」。
とても奇麗な映像、神秘的な感じが交錯するストーリー展開、なにより音楽が全くないのには驚いた。
何の知識もないまま鑑賞したのだが、見終わった後思ったのは「すごく良かったぁ。」であった。
後で分かったことだが、この映画は主人公ユスフの成長過程を追う3部作の完結編なのだそうだ。
第1部『卵』では壮年期のユスフ、第2部『ミルク』では、青年期のユスフを描いているのだそうだ。
俄然、『卵』、『ミルク』も観たくなった。
幼いユスフ(ボラ・アルタシュ)は、手つかずの森林に囲まれた人里離れた山岳に両親と共に住んでいる。
養蜂家の父、ヤクプ(エクダル・ベシクチオール)は、森深くにある高い木のてっぺんに仕掛けた特製の巣箱で黒蜂蜜の養蜂を行って生計を立てていた。
ユスフにとって、森は神秘に満ちたおとぎの国で、父と森で過ごす時間が大好きだった。
木漏れ日の眩しさで、目を伏せたくなるくらい高いところで仕事をしている父を、ユスフは憧憬にも似た眼差しで見つめる。
ある朝、ユスフは夢を見た。
父に「夢を人に聞かれてはいけない」と教えられたユスフは、父にだけこっそりと夢をささやく。
すると父は「その夢は誰にも話しちゃダメだ」とユスフに告げる。
この夢は二人の間で永遠の秘密となった。
小学校に入ったばかりで読み書きを学んでいるユスフは、クラスメイトの前で教科書を読んでいると突然吃音になり、他の生徒たちから笑われてしまう。
上手に音読できたら先生からもらえる“よくできましたバッジ”を自分一人だけがもらえないのではないかと焦っていた。
そんな中、森の蜂たちが忽然と姿を消す。
ヤクプは家族の生活のため、蜂を捜しに遠く深い森に巣箱を仕掛けに入っていく。
すると父が旅立ったのと同時に、ユスフの口からは言葉が失われてしまう。
母のゼーラ(トゥリン・オゼン)はそんなユスフを心配し、どうにかして話をさせようとするがユスフの口は閉ざされたままだった。
父がなかなか戻らず、不安がっているユスフを目にしたゼーラは、彼に昇天祭(ミラージュ)の夜を祖母の家で過ごさせることにする。
そこで預言者の昇天の話を聞いたユスフは、預言者に父をなぞらえ、必ず帰ってくると信じるようになる。
翌日、母とアララト山の祭りに父を捜しに行くも父は現れず、ユスフの心は晴れない。
月日が流れ、ユスフに心配をかけまいと毅然と振る舞っていた母さえも、日を追うごとに哀しみに暮れていく。
そんな母を、ユスフは大嫌いだったミルクを飲んで励まそうとする。
そしてユスフは一人幻想的な森の奥へ入っていく・・・。
トルコの学校では、「はい」と言う時、腕を上げるのではないらしい。
一本指を立てる仕草のようだ。(左の写真)
妻曰く「この写真の左側のソファの様な場所に座ってみたい。」
絨毯や民族衣装など、すごく気になったようである。
市場のシーンの中で、民衆がダンスをしていた。
とても早いリズムで、長調か短調かもよく分からない不思議な旋律。
トルコと言えばギターでは「コユンババ」が連想されるが、それとも違う感じ。
踊りも忙しそうなステップであった。
今日は、映画が12時スタートだったので、2時頃遅めの昼食。
アクトタワーで食べた。
先週のようなことがないように注意しながら、今日はカレーにした。
この中のお店はどこもハズレはないような感じであった。
息子がハンバーガーをお母さんに頼んでいたらしく、それを買って帰宅。
とても大きなハンバーガーだったが、ペロリとおいしそうに平らげていた。
浜松市では「やらまいかミュージックフェスティバル」が行われていた。
市街地の数カ所で、いろいろな人が演奏していた。
とても楽しそう!!
演奏者だけでなく、観ている人も楽しそうである。
豊橋市も少し見習ってみてはどうだろう?p>
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