ばあちゃんがいなくなって2年が経ちました
時間が経つのって早いね
ばあちゃんの写真はリビングに飾ってて、いつも横目で眺めて前を通ります
ばあちゃんのこと、なるべく思い出さないように、考えないようにしているみたい
何もしてあげられなかったもんね
周りの人に頼りっぱなしだったもんね

たまに思うんですよ
自分はばあちゃんに何かしてあげられたんだろうか
ひとつだけ思いついた
ばあちゃんの大好きな悠に会わせてあげる事ができた
それ以外、何も思いつきません
直接自分がしてあげられたことは何も思いつかない
ばあちゃんが言ってた事をひとつ思い出した
自分が小学生(?)の頃、友達と野球だかソフトボールだかしてて、誰かの家のガラスを割ってしまったそうで、その事をばあちゃんに連絡したそうだ
「あの時は嬉しかったやぁ」
「なんで?」
「嘘つかんで正直に話してくれたのが嬉しかっただよ」
そうなんだ
こんな事くらいしか思いつかないや
ばあちゃんの事考えると
ばあちゃんは幸せだったんだろうか?
楽しい時間はあったんだろうか?
とか思っちゃうんですよ
「そんな事ないよ、みどりさんは…」みたいに話してくれる人いないかな
でも、今は神経痛も出ないし、誰にも気を使わなくていいし
ばあちゃん、明日、悠とお墓参り行く予定だったけど、悠の都合が悪くなったみたいで、来週の水曜日になったよ、待っとってね
いいよ
ばあちゃんの声が聞こえました


コメントを残す