スタッフ
監督 ローズ・ボシュ
エクゼクティヴ・プロデューサー マルク・ヴァドゥ
プロデューサー イラン・ゴールドマン
アソシエイツ・プロデューサー カトリーヌ・モリス
脚本 ローズ・ボシュ
撮影 ダヴィッド・ウンガロ
録音 ロラン・ゼイリグ
編集 ヤン・マルコール
美術 オリヴィエ・ラウー
衣装 ピエール=ジャン・ラロック
配給 ゴーモン(フランス) アルバトロス・フィルム(日本)
公開 2010年3月10日(フランス) 2011年7月23日(日本)
上映時間 125分
製作国 フランス
言語 フランス語
製作費 $29,000,000
キャスト
アネット・モノ メラニー・ロラン
ダヴィッド・シェインバウム医師 ジャン・レノ
シュメル・ヴァイスマン ガド・エルマレ
スラ・ヴァイスマン ラファエル・アゴゲ
ジョー・ヴァイスマン ユーゴ・ルヴェルデ
シモン・ジグレール オリヴィエ・シヴィ
ノエ・ジグレール マチュ・ディ・コンチェート
ラケル・ヴァイスマン レベッカ・マルデール
ディナ・トローブ アンヌ・ブロシェ
エレーヌ・ティモニエ イザベル・ジェリナス
ピエレ大尉 ティエリー・フレモン
管理人 カトリーヌ・アレグレ
ベラ・ジグレール シルヴィー・テステュー
ノエ・ジグレール ロマン・ディ・コンチェート
今日の映画は「黄色い星の子供たち」。
先週、TapTap の菅野さんが行ってきたようで「もう涙が止まらんかったよー。」と言っていた。
その通りで、最近涙腺が緩いのか、後半本当に涙が止まらなかった。
映画を観ていてなぜか漠然と、「自分たちの生活は、アメリカの影響をすごく受けているのだなぁ・・・。」と思っていた。
あと、歴史嫌いだったけど、もっと知らないと行けないことがいっぱいあるのだなぁ、とも思った。
50年もの間、公式に認められなかった事件がある。
1942年にフランス政府によって行われた、史上最大のユダヤ人一斉検挙だ。
95年にシラク元大統領がフランス政府の責任を認めるまで、事件はナチスドイツによるの迫害のひとつだと捉えられていた。
歴史の陰に、知られざるもうひとつの暴挙が隠されていたのだ。
いったいフランスは、何をしたのか?何と引き換えに、何を目的に、罪のない尊い命を差し出したのか?ナチス占領下のパリ。
ユダヤ人は胸に黄色い星をつけることが義務付けられた。
11歳のジョーは、星をつけて学校に行くのが嫌だったし、公園や映画館、遊園地への立ち入りが禁じられたことに腹を立てていた。
何かが変わろうとしていることは、わかっていた。
それでもジョーと家族は、ささやかな幸せがつづくことを信じていた。
フランス警察の荒々しいノックの音に、たたき起こされるまでは。
1942年7月16日、夜明け前のパリで始まったユダヤ人一斉検挙。
子供も女性も、赤ん坊さえも、1万3,000人ものユダヤ人がヴェル・ディヴ(冬季競技場)に押し込められ、5日間、水、食料もなく放置された。
自らも検挙されたシェインバウム医師が一人で、人々の治療を引き受けていた。
そこに赤十字から派遣された看護師のアネット・モノが加わるが、とても追いつかない。
だが、それは信じ難い出来事の、ほんの始まりに過ぎなかった。
この写真のようにユダヤ人は、黄色いバッジをつけなければいけなかったらしい。
なんて差別なのだろう。
ヴェル・ディヴに収容された人たちが水を求めている。
そこへやってきた、消防署の人々。
水を与え、ユダヤ人のから手紙を受け取る。
ロワレ県ボーヌの収容所。
引き裂かれる母と子。
母がジョーに「お願い生きて!約束して!」と叫ぶ。
もう、この辺りから、涙が止まらない。
映画の中では、赤十字の看護師であるアネットとジョー、ノノが奇跡的に再会する。
涙がますます止まらない。
公式サイトのスタッフページでは、ローズ・ボッシュ監督が次のように語っている。
■あなたが描いたように、本物の”ノノ”は戻ってきました?
いいえ。しかし線路の脇で発見された小さな子供たちは生き残りました。
とても小さかったので、絶望した両親たちが車窓から投げ落としたのです。
しかし自分たちの身元を覚えているには小さすぎました。彼らは”敷き砂利の子供たち”と呼ばれました。
音楽も良かった。
ラストシーン辺りはドビュッシーの「月の光」。
それからエンドロールでかかった曲がとても綺麗で印象的だったので帰ってきてから調べた。
Louis Moreau Gottschalk の ” La Savane OP.3 “と言う曲である。
副題に「Ballade Creole」とあった。
この映画のモデルになったとされ、公式サイトでも名前の出てくるジョゼフ・ヴァイスマンは 2011年 7月に来日している。
第2次大戦中のフランスにあったユダヤ人収容所を脱走し、生き延びたジョゼフ・ヴァイスマンさん(80)が来日した。23日に公開される自身がモデルの映画「黄色い星の子供たち」のもとになった69年前の記憶を、赤裸々に語った。
1942年7月16日、ナチス・ドイツ支配下のフランス政府は約1万3千人のユダヤ人を一斉に検挙した。当時11歳のヴァイスマンさんは、パリで両親や姉妹と共に逮捕された。初めに移送された競輪場には水も食料もなく、次の収容所では両親と生き別れた。
「明日はどうなるか」と不安にかられ、1人の少年と脱走を企てる。厚い有刺鉄線をかき分け、4日間走り続けた。孤児院を転々とし、追っ手を逃れた。
戦後は家具店の夫婦に引き取られ、会計士の資格を得て店を継ぐ。結婚して3児を授かった。一方で、収容所を思い出すたびに「ユダヤ人だから迫害されたのか」と苦しんだ。20年ほど前、ユダヤ系の政治家に「生き残ったあなたには、失った人の記憶を補う義務があるのでは」と言われ、悩んだ末、人前で体験を語り始めた。
映画はローズ・ボッシュ監督、メラニー・ロラン主演。撮影に立ち会った。検挙された夜、競輪場の劣悪な環境、収容所で浴びた太陽の光。「あのときの苦痛を、昨日のことのように思い出した」という。
何回も自殺を考えた。いまは、与えられた人生を全うするつもりだ。「どんな不幸に見舞われても、人間には乗り越える力がある」と信じている。
シネマイーラで予告上映の中で「ひまわり」と「いちご白書」が来年春に上映される、とのこと。
「ひまわり」は TOHO シネマズの「午前十時の映画祭」では、著作権の問題で上映できなかったので、あきらめていたのだが、劇場で観られるなんてとても嬉しい。
今日もお昼はフレッシュネスバーガーへ。
コーヒーとオレンジジュース、オニオンリングはは浜松駅前で飲食した。
ハンバーガーは息子の分もあったので帰ってきてから一緒に食べた。
まるごと一つ食べたのは、初めてだったがとてもおいしい。
野菜が多く、作り置きでないせいか、胃ももたれない。
注文してから、受け取るまで時間はかかるが、おいしいものを食べるには時間をかけないとね。
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