いわさきちひろ 27歳の旅立ち (日本)

今日もシネマイーラへ。
今日の映画はいわさきちひろ 27歳の旅立ち
ちひろさんの絵は、これまで何度も見ているが、こんな人生だったとは・・・知らなかった。

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スタッフ
監督 海南友子
エグゼクティブプロデューサー 山田洋次
プロデューサー 向山正利
撮影 南幸男 、 伊東慎治 、 若尾泰之
整音 森英司
編集 海南友子
アシスタントプロデューサー 向井麻理
助監督 富賀見知保
スチール 花井智子
ナレーション 加賀美幸子
その他 松本猛

作品データ
製作年 2012年
製作国 日本
配給 クレストインターナショナル
上映時間 96分

キャスト
黒柳徹子
高畑勲
中原ひとみ
松本善明
檀れい
田中哲司

『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子・著)の絵などで知られ、世代を超え愛され続ける絵本画家いわさきちひろの知られざる人生に迫ったドキュメンタリー。
監督・編集は「Beautiful Islands ビューティフル アイランズ」の海南友子。
エグゼクティブプロデューサーの山田洋次からちひろの壮絶な人生を聞き、衝撃を受けた海南監督は、3年に及ぶ取材を敢行。
家族さえ知らなかったエピソードや、ちひろの夫・松本善明からのラブレターにたどり着く。
絵の道に進みたいと思っていたちひろだったが、親に従い結婚。
だが夫とは不幸な形で死別し、戦争で家も失い、人生のドン底にいた彼女は絵で生きることを決意する。
その時、27歳。
疎開先の信州から家出同然で単身上京した再出発から、運命の人・松本善明との出逢い、四面楚歌のなかでの再婚、失業中の夫を絵筆一本で支えた過酷な日々、仕事での孤立、そして病との闘い・・・。
その柔らかな絵からは想像できない、波乱の人生。
その中で浮き彫りになるのは、情熱的な恋に身を焦がした女性としての顔、孤立しながらも童画界を変えようと奔走した芸術家としての顔、そしてすべての子どもの未来を守ろうとした強い母としての顔だ。
物語絵本が中心だった時代に、子どもの心の繊細な内面を描き“感じる絵本”という新たな扉を開くなど、ちひろは生涯絵本の可能性を追求した。
卓越したデッサン力、水彩の“にじみ”の技法、余白を生かした大胆な構図。
その技術、芸術性の高さ、社会的なテーマは後続のアーティストに大きな影響を与える。
また、著作権が確立していなかった時代に、ちひろは原画の返還、作家の権利を訴えた。
仕事を切られても彼女は主張を続け、童画界の著作権確立に貢献。
結果として今日、絵本画家としては稀な9,400点を超える原画を残し、世界初の絵本美術館の基礎を築いたちひろの功績は大きい。
1974年、享年55。
「まだ、死ねない。
もっと描きたい」が最期のことばだったという。

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ちひろさんの絵の殆どは息子さんの善明さんだったのですね。
なんとなく、嬉しい感じ。

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自画像(左)と初期の思い悩んでいるちひろさん。
絵はまったく分かりませんが、タッチが全然違うんですね。
現在の印象からは想像も出来ませんでした。

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僕でも知っている、ちひろさんの作品。
優しい感じが大好きです。


映画はとても良かったのですが、ギャラリーに少々参りました。
右隣の人はメールチェックしていたり、バイブがブルブルするし、前の席の方は、「メールです、メールです。」って携帯が喋ってるし、左後ろの方は何か食べているのか、相当長い間、ビニールの音がクシャクシャ言ってるし・・・。
もう少し、静かに見て頂けませんか。
クシャミとかイビキ(←出来ればやめて欲しいですが。)のような生理現象ならしかたないと思うんですが・・・。

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