谷川 俊太郎さんと山田 馨さんの「ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る」を読んだ。詩に関する難しいことはよく分からないが、掲載されている詩も、俊太郎さんと山田さんの会話もとても面白かった。
昨年末にニコニコ動画で、俊太郎さんと山田さんがお話をしていた。
そのときに、この本が発売されることを知って、TapTap で購入した。
今年初めに購入したのだが、なかなか読み始めることが出来なかった。
3月に悠が入院した時に、病院で9割方読んだのだが、なかなか読みかかることが出来なかった。
パソコンのお客さんのお子さんが読書好きで読みたいようだったので、昨日老眼にムチ打って読んだ。
俊太郎さんとは、2005 年末にイベントでご一緒させて頂いた。
僕はパソコンで映像を送り出す役だったのだが、準備している時、背後にいる俊太郎さんに対しとても緊張したのを覚えている。
「光磁気ディスクドライブはありますか?」と聞かれ、一瞬「はっ?」と思ってしまった。
僕から見たら、失礼だとは思うが、俊太郎さんはおじいさんに見える。
そんなおじいさんから、こんな言葉が発せられて、ビックリしてしまったと同時に、「光学磁気ディスクドライブ、何だっけ?」と本当に思ってしまったのを覚えている。
はっと我に返って「はい、あります。」とお返事した。
後で考えてみれば、言葉の達人なのである、ただのおじいさんではないのだ、と改めて感じたのを今でも覚えている。
そんな俊太郎さんと編集者の山田さん。
昨年のニコニコ動画で本当に仲が良さそうで、番組がとても楽しかった。
もちろん、この本も。
知らない言葉もたくさん出て勉強になった。
何度も言うが、詩のことはよく分からない。
だけど、なんか「この詩、いいなぁ。」と思うのって理屈ではない気もした。
音楽と似ている、強く思った。
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