戦ってやるぜ！！ – メルツのロマンス

YouTubeにギター演奏アップした

9月後半に YouTube に動画をアップしました。毎日1曲公開して年内に交換完了する予定です。弾いている曲はヤマハの「ギターソロ クラシックギターコース」内の曲です。

以前、マイク実験している時に「曲も弾いたほうがいいよな」と思い弾いたんすよ。そう言う感じの曲が111曲あって全部アップしました。生徒さんにも聞いてもらえるし、誰かのためになればいいなと思ったんです。

著作権侵害の申し立てと異議申し立て

で、いつもの話なんですけど、間違いなく著作権が消滅しているのに「著作権侵害の申し立て」をしてくる輩がいるんすよ。ミスもあるんでしょうけど、「明らかにおかしくね？」って会社（？）もあるんですよ。

自分はユーチューバーじゃないので、それで収益化されなくてもいいんですけど、なんか嫌なんですよね。なのでそう言うときには「著作権に関する異議申し立て」を行います。

相手がちゃんと見てくれれば、1週間くらいすると「[著作権の申し立て] 申し立ての取り下げ」ってメールが来ます。

そうでない場合、つまり「申立人が 30 日以内に回答しない」と、動画に対する申し立てが期限切れとなるそうです。

この場合、こんな連絡が来ます。

著作権の申し立てが認められなかった

ところが今回来た連絡は次の通り。

Believe Music 様はお客様から提出された異議申し立ての確認を行い、著作権の申し立ては依然として有効であると判断しました。

つまり、自分の行った「異議申し立て」を認めないと言う連絡です。

対象になっている曲はメルツの「ロマンス」。

作曲者のヨーゼフ・カスパー・メルツ(Johann Kaspar Mertz, 1806–1865)は1865年に亡くなってるんで、当然著作権は消滅しているわけなんです。

それを認めないなんて…

ゆるせね～、戦ってやる～

と思ったわけですよ。

いや、そんなに怒ってるとかじゃなくて、明らかにおかしいのでこういう場合の対応を検証したかったんですよ。

再審査請求

と言う理由で再審査請求することにしました。

チャッピーに聞いたら英語も併記すると「より良い」との事なので英語も書いてもらいました。

日本語版：

私の動画に含まれる演奏は、私自身が演奏・録音したものです。
使用している楽曲は ヨーゼフ・カスパー・メルツ (Johann Kaspar Mertz, 1806–1865) 作曲の「ロマンス」であり、
メルツは1865年に亡くなっており、著作権はすでに消滅しています。

私は ヤマハ発行の『ギターソロ クラシックギターコース Vol.2』49ページ に掲載されている譜面を使用して演奏しています。
この譜面は、メルツの原曲に基づく教育用の公開楽譜です。

また、私は他者の録音・音源・映像を一切使用しておらず、
YouTubeにアップロードしている音声は私自身のオリジナル演奏音源です。

したがって、Believe Music および Classical Tunes / Raffaele Carpino が主張する
著作権侵害の申し立ては、誤りであり無効です。
該当作品の著作権は公有（パブリックドメイン）であり、
私の演奏・録音には彼らの権利は一切及びません。

以上の理由により、申し立ての撤回を求めます。

English version:

The performance in my video is entirely played and recorded by myself.
The piece is “Romance” composed by Johann Kaspar Mertz (1806–1865).
Since Mertz passed away in 1865, the copyright for this composition has expired, and the work is now in the public domain.

I performed this piece using the score published in “Guitar Solo Classical Guitar Course Vol.2” (Yamaha), page 49,
which is an educational edition based on Mertz’s original work.

I did not use any third-party recordings, audio, or video materials.
The sound in the video is my own original performance recording.

Therefore, the copyright claim made by Believe Music / Classical Tunes / Raffaele Carpino is incorrect and invalid.
They hold no rights over this public domain composition or my performance.

For these reasons, I respectfully request that this claim be removed.

この文章で再審査請求する訳ですが、再審査の場合、自分の住所まで書くんですね。ちょっとビックリ。

この文章を送信すると、以下のメールがやってきます。

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1回目の審査は30日なんですけど、再審査の場合、申立人の確認期間は7日なんですね。

1週間以内に何らかのアクションが起きるってことですね。

どんなお返事が来るのかなぁ…お待ちしていまぁす！！

著作権の申し立てが取り下げられた

1週間後、以下のメールが来ました。

Believe Music って会社が再審査に対して取り下げたっていうより、放置されたので「著作権の申し立て」が取り下げられたと言う形になった…と言う事ですね。

よくあるんですよね～、こういう事が。

こちらもそれなりに手間と時間を取っているんで、何らかのペナルティをBelieve Music にも背負って欲しいものですけどね。

ちょいムカッとはしますが、予定通りの結果になってよかったです。