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ひとり言

ソハの地下水道 (ドイツ ポーランド W ciemności)

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今日は久しぶりに浜松へ。
シネマイーラで「ソハの地下水道」を見た。

会員カードの期限が昨年11月で切れていたので、更新手続きをしてから映画を観た。
いやぁ、良かったですよ、何も言うことがありません。
いい映画って、「あそこが良かった。」とか思うものもあるけれど、そういう感じとも違ってとにかく良かったですよ。

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作品情報

第二次大戦下のポーランドで、自身と家族の命を顧みずに、多くのユダヤ人たちを助けようとした下水修理人の姿を描き、アカデミー賞外国語映画賞候補にもなったヒューマンドラマ。
『太陽と月に背いて』のポーランド人監督、アニエシュカ・ホランドが、第二次大戦下に起きた実話を基に描く感動作だ。

スタッフ
監督 アグニェシュカ・ホラント
脚本 デヴィッド・F・シャムーン
原作 ロバート・マーシャル
製作 レアンダー・カレル 、 マルク=ダニエル・ディシャン 、 エリック・ジョ-ダン 、 パトリック・クニッペル 、 ジュリアス・マチュルスキー 、 ステファン・ロイター 、 ポール ステファンス
撮影 ヨランタ・ディレフスカ
美術 アーウィン・プリブ
音楽 アントニー・ラザルキーヴィッツ
編集 ミハウ・チャルネツキ

作品データ
原題 W ciemności
製作年 2011年
製作国 ドイツ ポーランド
配給 アルバトロス・フィルム=クロックワークス
上映時間 143分

キャスト
レオポルド・ソハ ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ
ムンデク・マルグリエス ベンノ・フュルマン
クララ・ケラー アグニエシュカ・グロホウスカ
パウリナ・ヒゲル マリア・シュラーダー
イグナツィ・ヒゲル ハーバート・ナップ
ヴァンダ・ソハ キンガ・プレイス

1943年のポーランド。
下水修理と空き巣稼業で妻子を養っている貧しい労働者のソハ(ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ)は、収容所行きを逃れるために、地下水道に繋がる穴を掘っているユダヤ人たちを発見する。
ドイツ軍に売り渡して報奨金を手にするチャンスだったが、迷路のような地下水道の構造を誰よりも知り尽くしたソハは、彼らを地下に匿い、見返りに金銭を得ることを思い立つ。
ところが、子供を含むユダヤ人のグループは彼の手に負えるような規模ではなかった。
面倒を見きれないほどその人数は多く、隠れ場所の移動や食料の調達さえ容易ではない。
その上、執拗にユダヤ人狩りを行う将校が目を光らせ、ソハの妻子や若い相棒は処刑の恐怖に怯えるようになる。
自らも極度の精神的重圧に押し潰されそうになり、手を引くことを決意するソハだったが、時既に遅し。
同じ生身の人間であるユダヤ人たちに寄り添い、その悲惨な窮状を目の当たりにしてきたソハは、自分でも信じ難い、彼らを“守る”という茨の道を選択するのだった・・・。

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元々は単なる金儲けのためにユダヤ人を助けたレオポルド・ソハ。
それが、何故か身の危険を冒してまで、彼らの手助けをするようになる。
何が彼を突き動かしたのだろう。

奥さん曰く「先週の「レ・ミゼラブル」よりも遥かに凄惨・不衛生なシーンがたくさんあるのに、そういった印象をあまり感じなかった。」のだそうです。
お話の内容が重いからなのでしょうか??

僕はこちらの方が、エグいシーンがたくさんあって、目を覆いたくなりましたよ。
でも、現実味がありました。

当たり前ですが、戦争は嫌だと思いました。
戦争は、これほどまでに人を変えてしまう、狂わせてしまう、とも思いました。

もう1つ印象に残ったのが、レオポルド・ソハ役のロベルト・ヴィエツキーヴィッチさん。
笑うと、恵比寿様のような表情になり、なんだかすごく福を運んでくれそうな感じ。
こんな方らしい。

1967年ポーランド生まれ。
ウッチ映画大学卒業後、イエジー・スコリモフスキ監督作”Ferdydurke”(93)で映画デビュー。
多数の映画・舞台で活躍するポーランドを代表する俳優。
ユリウス・マフルスキ監督『ダ・ヴィンチ・プロジェクト』でクーマ役を演じ、ポーランドでの批評家や観客からの認知度を上げると同時に、2004年クールマユール・ノワール・イン・ フェスティバル
(イタリア)で審査員特別アンサンブル演技賞を獲得。
また、アル中体育教師アンジェイを演じたトマシュ・ヴィシュニェフスキ監督の”Wszystko będzie dobrze”(07)の演技でポーランド長編映画祭主演男優賞、ポーランド・アカデミー賞イーグル賞、ポルトガルのフェストロイア国際映画祭では主演男優賞など、 数々の名誉ある賞に輝いた。
2009年には”Ile waży koń trojański?”(08)での助演で再びポーランド・アカデミー賞イーグル賞を獲得している。
2010年には”Dom zły”で助演男優賞にノミネートされ、2011年に”Różyczka”の主演で3度目となるイーグル賞を受賞した。
最新主演作は、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が「連帯」の創始者であるレフ・ワレサ元大統領を描いた”Wałęsa”(12/13年日本公開予定)。

 

この映画の原作は、映画の中で迫害されてユダヤ人の中のひとりで「ロバート・マーシャル」と言うらしい。
映画を見終わって、奥さんが「本も読んでみたいなぁ。。。」と言うので探してみた。
さて、奥さん読むかなぁ・・・。


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