外部データ範囲の各種設定を整える

外部データ範囲の各種設定を整える

  • 「外部データ範囲のプロパティ」ダイアログボックスではデータ更新時の書式に関する設定、データ更新の方法などを設定できる。
  • ダイアログボックスを表示するには、外部データを取り込んだ範囲内の任意のセルを選択し、「データ」→「外部データの取り込み」→「データ範囲プロパティ」を選択。
    または、「外部データ」ツールバー内の「データ範囲プロパティ」ボタンを押す。

「外部データ範囲のプロパティ」ダイアログボックス

各項目の説明
名前
外部データ範囲を表す任意の名前を指定。
VBAで外部データ範囲(QueryTableオブジェクト)を特定するには、この名前(Nameプロパティ)を使用する。

クエリの定義
クエリの定義を保存する 外部データベースのファイル名や、テーブル名などの情報をブックに保存するかどうかを指定。
チェックを外すと、外部データベースへの接続情報は破棄され、単に値のみがExcelに残る。
データ更新を行う予定がない時など、接続情報を削除したい場合にチェックを外す。
パスワードを保存する ユーザー名やパスワードの入力を求められるデータベースに接続する場合、その情報をExcelブックに保存するかどうかを指定。
チェックを外した状態でパスワードが必要なデータベースに接続すると、その都度パスワードの入力を求められる。
コントロールの更新
バックグラウンドで更新する 外部データベース更新時にExcleの操作を許可するかどうかを指定。
外部データの情報が取り込まれてからでないと、うまく機能しないマクロや、ワークシート上の数式を作成している場合には、チェックを外す。
定期的に更新する 定期的にデータを更新したい場合はチェックを入れ、更新のタイミングを分単位で指定する。
ファイルを開くく時にデータを更新する ブックを開いたときに自動的にデータの更新を行う。
保存前にワークシートから外部データを削除する ブックを保存する際に、読み込んだデータを保存するかどうかを指定。
「ファイルを開くく時にデータを更新する」にチェックが入っている場合のみ選択可能。
データのレイアウト
フィールド名を含む フィールド名も一緒に取り込むかどうかを指定。
行番号を含む レコード番号を表示する列を作成するかどうかを指定。
列の幅を調整する 読み込んだレコードの値に応じて、自動的にセル幅を調整するかどうかを指定。
列の並べ替え/フィルタ/レイアウトを保持する Excelのシート上でフィールド順の変更・削除を行っている場合や、並べ替えを行っている場合、データ更新時にそのレイアウトで表示したい場合、チェックを入れる。
常にデータベース側のレイアウトで表示したい場合にはチェックを外す。
セル書式を保持する セル書式を保持するかどうかを指定。
変更されたレコード(行)のデータ更新時の処理
新しいデータのセルを挿入し、使用されていないセルを削除する セル単位で更新
新規データの行全体を挿入し、使用されていない行をクリアする 行単位で更新
既存のセルを新規データで上書きし、使用されていないセルはクリアする 上書きする
データの隣接する列に数式をコピーする
読み込んだテーブルと隣接する列にExcelで数式を入力している場合、データの内容に合わせて数式の列もコピーされる。