SQL文の基礎
SQLは「構造化問い合わせ言語」と呼ばれる。
VBAやVB、Java、C言語のようなプログラミングを行うための言語(手続き型言語)とは違い、主に手続き型言語と組み合わされてしようする「サブ言語」とでも言うような位置づけ。
また、SQLは単体で完結している言語。VBAでしか使えない、Javaでしか使えないと言うことはない。どの手続き型言語を使用しても、同じように扱える。
SQLは1970年代に「E.F.Codd博士」によって発表された論文が始まりと言われている。
行こう、データベースを操作するための標準的な言語として発展を続け、ほとんどのデータベースアプリケーションは、このSQLを使用して操作が行えるように開発されている。
SQL文には大きく分けて「データベース内のデータを選択・抽出する」タイプのSQL文(データ操作命令:DML[Data Manipulation Language])と「データベース内の定義を行う」タイプのSQL文(データ定義命令:DDL[Data Definition Language])の2つがある。
VBAでSQLを使用するメリット
記述が簡単である。VBAで記述しようとすると何十行になる処理も、SQL文なら、数行で同じ処理を行うことができる。
Accessに特化した「Jet SQL」
業界標準のSQLであるが、データベースの種類や開発企業による多少の「方言」がある。
文法などの根本的な部部はほとんど同じだが、使用できるデータ型や命令、キーワードなどが微妙に異なっている。
Accessで使用するSQLは「Microsoft Jet データベースエンジンSQL」(通称 JetSQL)と呼ばれる。
以降、このJetSQLの構文を解説する。